現代美術展-現代への視点2014 「水と大地・環」 彫刻家 深田充夫展
現代美術展-現代への視点2014
「水と大地・環」 彫刻家 深田充夫展
【開催日】平成26年8月29日(金)~9月7日(日)※9月2日休館日
【時 間】10:00~17:00
【会 場】守山市民ホール・展示室
【制作協力】株式会社 神仲:「三州瓦」特殊瓦(鬼瓦・特注社寺瓦)窯元
水と大地・環」×「OLDFLAG」
コラボレーションパフォーマンス8月31日(日)14:00~
【出演】 電子音楽朗読ユニット「OLDFLAG」
朗読:高杉素朗 音楽:越宗泰昭
会場にて作品を舞台に「自然・水」をテーマにした電子音楽と共に詩を朗読します。
水と大地・環 幼少の頃、よく両親から祖父の話を聞かされた。瓦葺き職人であった祖父が葺いた大きな家の屋根は築 50年程経っても未だ雨漏りがしていない。私はその話を聞くたびに誇らしく感じていた。大きな家を 覆う屋根瓦から受けたいぶし銀の計算された美しさ、力強く雄大な曲線。私は芸術家となった今も瓦の 魅力に興味を持ち続けている。 年々、新建材の開発によって衰退しつつある日本の伝統的な瓦産業。私はいぶし銀に輝く日本の美しい 瓦の魅力を多くの方々に知って頂こうと、 愛知県にある創業 大正8年 株式会社神仲 神谷氏の芸術への 理解と協力のもと、瓦の材料を使いその特徴を生かした現代彫刻を制作した。 今回の作品は、いぶし銀の瓦で直径約6m のパイプ状の円を造形し、生命の源「水」の循環を表現した。 そしてその内部には水の音が響きわたる。「水と大地・環」は命の循環が永遠に繰り返される事を願った 作品である。作品の中をめぐる水の音に耳を傾け、雄大な自然を感じてほしい。